情報社会の残されたテーマ

物品購入とか、マスメディアとか、この10年でかなり情報社会が進展し、便利になってきたが、残された分野について検討しておく必要があるだろう。

連休は、ABCテレビで「Thin Ice」を観ていた。荒川静香が、Stephane Lambiel と組んで出ていたからである。
http://www.youtube.com/watch?v=ENquob3nU78
http://www.youtube.com/watch?v=f36f_TbSACg

昔(約10年前)、カナダに iCraveTV というサイトがあって、テレビ中継していたが、著作権問題で立ち消えになった事がある。
http://en.wikipedia.org/wiki/ICraveTV

最近また、別のサイトで復活してきているようで、BBC等がネットで観られるようになっている。以前、光通信の研究をしていた頃、世界放送局を夢想していたが、やっと実現してきて嬉しく思う。光ファイバの容量的には、まだまだ余裕だ。
http://www.atdhe.net/watchtv.html

教育分野
なぜ、世界の中で日本人だけが致命的に英語が話せないのか? 最大の原因は、放送規制にあるだろう。周りで使われていないものは、学びようがないのである。結果、日本人は国際社会で非常に大きなハンディキャップを背負う事になった。ネット上で、先生と生徒を自由にマッチングできれば、教育効率は飛躍的に高まるはずである。

金融分野
ネット上でマイクロファイナンスを行う試みは、話には聞くがなかなか実現されない。個人の才能に投資する奨学金システムのようなのが必要だろう。例えばフィギュアスケートはカネがかかり、荒川静香のご両親は資金調達に苦労されたようである。個人の才能に対する奨学金システムが出来れば、第2、第3の荒川静香が誕生するはずである。保険とか、年金とかも国が関与しなくともネット上で可能なはずだ。

政治分野
元々、情報社会では、直接民主制を実現しようという事であったはずだ。名古屋で議員定数削減とか、給料半減案とかが話題になっているが、ネットであれば、特定の議員を選ばなくても、誰でも政治に参加できるはずである。

世界連邦の実現
世界が一つになれば戦争が無くなるのに、と子供の頃に良く考えた。電力会社で働いていた頃、「社会を変えるのは、思想ではなくインフラである」と確信するに至った。インターネットは世界連邦のインフラとして機能するはずだ。日本人も何時までもガラパゴスに留まっている訳にはいかない。