光通信の研究に復帰
縁あって、光通信の研究に復帰する事になりました。それに併せて、滋賀県の長浜市に引っ越してきました。NHKの大河ドラマ「江」の故郷、小谷城の近くです。
http://www.kohokukogyo.co.jp/english/index.html
http://www.nhk.or.jp/go/top.html
サイエンスカフェとか、エネルギー、経済物理の延長で何か仕事をする事も考えていたのですが、公式記録では光通信が専門という事で、その方面の仕事をする事になりました。
学生時代は、計算機シミュレーション、核融合、電力会社に入ってからは、配電、光通信、早期退職してからは、サイエンスカフェ、エネルギー問題、経済物理とやってきた訳ですが、専門を変えるのは効率が悪いし、自分ではそんなつもりは全然無かったのだけど、成り行き上、そういう事になってしまった訳です。
それぞれに全力でやってきたつもりで、それなりに結果も出してきたと思うのですが、日本の社会構造と、自分自身の思考パターンがうまく噛み合っていなかったようにも思います。そのため余計な苦労とか、遠回りの多い人生でした。
どちらかというと、人工物よりも、自然科学に興味がありましたので、理学系に行って、学校の先生になれば良かったと思います。日本の場合、学校とか、研究職とか、税金でまかなわれている職場というのは、極めて閉鎖的であり、途中からは入れないようになっています。
これは終身雇用制度と一体であるので、それが崩れない限り無理でしょう。一方、民間企業、特にメーカー系では終身雇用は崩れていて、その分、景気の波に乗って途中から割り込むことも可能になっています。
民間企業では秘密保持契約とかもあるので、自由には書けないのですが、光ファイバを使った各種の応用技術などにも、最近、新しい展開があります。若い技術者が、夢と希望をもって仕事に打ち込める環境をつくる事が重要だと考えています。
人生も後半に入って、そろそろ腰を落ち着けて、これまで貯め込んだ本とか、資料とか、パソコンデータとかを整理しながら、取り敢えずは滋賀県の片田舎で過ごしなさいという、神様からの指示だと受け止めています。