最近のアプリケーションから

インターネットが広まったのは1995年だから、今の大学生は物心ついた時からネットが存在した事になる。インターネット発展の歴史なんて言う本も、どこかに出ているんだろう。

1.MapCrunch
http://www.mapcrunch.com/

最初の頃は、UNIX端末でモザイクっていうブラウザが動いていたが、そのうちMacNetscape を使うようになった。イギリスのどこかの研究室のコーヒーポットの状況などが中継されていたように思うが、楽しかったのは、世界の街角に設置されたライブカメラである。
http://www.sekainomado.com/index.php
http://81.137.211.85/view/index.shtml

カメラの方も平面から、3次元に進化し、QuickTimeVRなんていう技術が出てきた。崩壊したWorld Trade Center 跡地で撮影した写真なんかが有名である。これが2003年ごろの話。
http://www.asahi-net.or.jp/~ax1k-ogkb/vr/vrauthorng01.html
http://www.panoramas.dk/fullscreen/fullscreen17.html

そのうち、Googleなんていう会社が出てきて最初は検索サービスだったのだけど、メールとか、マップとか便利なサービスを実現してくれた。 Gmail のスパム対策は画期的であった。驚くべき事に彼らは、世界の街角で3次元写真を撮り始めた。どう見てもペイしないような事でも国益?を考えてやってしまうのがアメリカという国の凄いところである。

MapCrunch は、Google Street View をランダムに表示するサービスである。自宅に居ながら世界旅行の気分が味わえる。auto にすると、どんどん景色が変わっていく。

2昔ほど前、電力会社で毎日、電柱の写真と睨めっこしながら設計書を描いていたのだけど、それを思い出した。営業所には全電柱の写真があって、変圧器取替など簡単な設計は現場に行かずに、写真をベースに描くのである。

2.Raining
http://itunes.apple.com/jp/app/raining/id390997258?mt=8

世界のどこで雨が降っているか、リアルタイムに表示するアプリケーションである。昔、慶応の村井先生が、インターネットの可能性として、「自動車のワイパーにセンサーをとりつけると、日本のどこで雨が降っているか判るはずだ。」という話をされていたのを思い出した。

先日、京都で雨の降った時に入力したのであるが、世界で降っているのは、他に上海とサンフランシスコだけだった。 少なすぎるのではないか? 一々入力するような暇人は世界に多くないという事か。